ただ、仲間と一緒に真剣にやって、歌は歌、ダンスはダンス、バラバラだったものがいつの間にか一つになって、デビューするまでになっていた。
歌とダンスの面白さを改めて知り、深みにはまっていった。「これ以外にできるものはない」と。

どんな音楽でも「個性」は勝手に出てくるものではない。まず、自分らしくいること。 そして、いつも考えているのは、作ってくれた人にそれ以上のことを返したいということ。 どんな曲でも自分の色に変えられるように。

4年前に大きな怪我をしてしまい、医者に「もう踊ることは無理かもしれないですね」と言われた。

自分のせいでスタッフや家族、応援してくれているたくさんの人に迷惑をかけてしまった。 だから、今は「踊れるところまで踊りたい」と思う。 以前のようにでなくても、成熟したダンスの表現がある。 とにかく元気な姿をみんなに見てほしいと。

―沖縄について―

沖縄を離れて知った沖縄の良さ。 海のきれいさ、空の大きさ．．． 絵の中でしか見ることのできない色味があって、美しいところで育ったんだと帰ってくるたびに思う。

沖縄では北から南まで見るところはたくさんある。 昔の傷跡である「ひめゆりの塔」「平和の礎」には、ぜひ行ってほしい。